会派行政視察③ (江別市)
視察最終日のテーマは、「小中学校の学校選択制について」です。
江別市では、通学区域の指定校以外の学校を、児童生徒と保護者の希望により選択できる「小中学校の学校選択制」を導入しています。この制度により、隣接する校区の学校も選択肢に含まれ、学習環境や教育方針が子どもの特性や興味に合致する学校を選ぶことが可能となります。
こうした自由な選択が、特色ある学校づくりに寄与し、地域に根ざした教育の多様化を促進すると考えられます。今回の視察は、今後の小中学校のあり方に関する調査研究として、制度と効果を学ぶことを目的に選定しました。
江別市における学校選択制は、児童生徒や家庭の希望に基づき、個々のニーズに柔軟に対応できる施策として注目してきました。この制度が発足以来20年以上にわたり継続されていることに敬意を表します。
座学の際、担当者からの「選択肢を減らすには莫大なエネルギーが必要」という言葉が印象的でしたが、児童生徒の多くが選択後の学校生活に満足しているということで、制度が地域に根付いて成功していると感じました。学校選択制により、各学校が特色ある教育や活動の提供に努めることは、地域全体の教育の質の向上にも寄与します。今後の学校のあり方について、参考にしたいと思いました。
※視察に関する報告書は、市議会のホームページに掲載されますのでご覧ください → →