会派視察 「京都市の屋外広告物適正化の取組」
今日は伊東市から京都市に移動し、
「京都市の屋外広告物適正化の取り組み」についてお話を伺いました。
14か所もの世界遺産が存在するという京都市では、
「時を超えて光り輝く京都の景観づくり」というキャッチフレーズのもと、
京都ならではの景観を形成していこうと、
平成19年より新景観政策を展開しています。
芦屋市では昨年12月の議会にて
既に屋外広告物条例が可決・成立したというのに
なぜ、今ごろ屋外広告物についての視察?・・とお思いでしょうが、
今回の視察目的は、
その施策を進めるにあたっての弊害や問題点、
また条例制定後の経済への影響について、
先行して取り組んできた京都市に伺うということでした。
説明が進む中、
・行政執行も視野に入れた強力な是正指導を行なっている
・京都らしい街並みを保つために優良屋外広告物補助金交付事業に取り組んでいる
・残念ながら経済への影響については未だ検証まで至っていない
・屋外広告物適正化の取り組みに110人という芦屋では考えられない数のマンパワーを確保している
などのことが分かりました。
京都市の新景観政策の持つ3つのコンセプトである、
①50年後、100年後の将来を見据えた歴史都市・京都の景観づくりであること
②建物等は「私有財産」であっても景観は「公共の財産」であること
③京都の優れた景観を守り未来の世代に継承することは、現代に生きる私達一人ひとりの使命と責務であること
には強く共感致しました。
芦屋市の景観を守りたいという強い信念のもと、
ぶれることなく市政に取り組んで参りました私の思いに、
どこか通ずるところがあるような気が致します。
現在、芦屋市では、
市内で把握できている845件の屋外広告物のうち318件が不適格であるということですが、
該当するそのほとんどが全国展開している企業の看板です。
この項目に関しましては、皆様のご理解を頂くためにも、
今後、その都度、新たな発信を続けて参ります。