保護司会視察

2018年10月09日(火)

今日は芦屋市保護司会と芦屋市更正保護女性会との合同の視察がありました。

今回訪れたのは、京都市右京区にある更正保護施設「西本願寺白光荘」です。

 

「白光荘」は、人生の再出発を支える場として、

被保護者に宿所や食事を提供し、自立更生に必要な指導助言を行い、

更生を図ることを目的として運営されています。

さらに、本人に適した就職先の斡旋など、早期自立のための指導・援助も行っています。

 

その始まりは、昭和26年にまで遡ります。

浄土真宗本願寺派が浄土真宗本願寺派更正保護事業協会を設立。

目的遂行と矯正関係者から保護施設の設立要請を受け、

更生保護事業経営許可を得ました。

「白光荘」の名称は仏説阿弥陀経から引用して名付けられたそうです。

 

犯罪や非行をした人の中には、

頼ることのできる人がいなかったり、生活環境に恵まれなかったり、

あるいは、本人に社会生活上の問題があるなどの理由ですぐに自立更生できない人がいます。

更正保護施設は、このような人たちを一定期間保護し、

円滑な社会復帰を助けて再犯を防止する重要な役割を担っています。

 

刑事施設から仮出所する人の5人に1人が更生保護施設に帰住しているそうです。

全国の更生保護施設数は103施設で、そのうち88施設が男子施設、

女子施設は7施設、男女混合は8施設とのこと。

 

本日伺った白光荘は更生を目指す女性専用の施設です。

事業費は、国からの委託費と設立母体である西本願寺の補助金を主な収入源とし、

その他関係団体や篤志者からの寄付金等によってまかなわれておりますが、

国からの委託金は現員現額制であるため、

決して楽観を許さない運営状況にあるとのことでした。

 

また、この施設では情操教育にも力を注いでおり、

茶道・華道・パソコン教室などの指導は民間篤志家の協力を得て運営されています。

 

罪を犯した人たちの更生意欲に応えられる社会をつくることが求められていてること、

また、人生の再出発を支える場としての更正保護施設の役割は重要であることなどを実感する、

大変有意義な視察となりました。