地域包括ケアシステムとは?・・JIAMでの研修に参加。

2016年08月04日(木)

7月末にも予算に関する財政の研修でJIAMを訪れたばかりですが、

このたびも研修の機会に恵まれ、

1泊2日で開催の第2回市町村議会議員特別セミナーに参加しました。

2日にわたるテーマは、地域包括ケアシステムに関連する内容でした。

 

本日は午後から講義が開始されました。

 

1.「医療機関・住民とともに地域医療を支える取り組み」について

講師:自治医科大学 地域医療学センター長 梶井 英治氏

2.「地域まるごとケア~医療の現場から」

講師:東近江市永源寺診療所 所長 花戸 貴司氏

 

「住民とともに地域医療を支える取り組み」については、

日本の社会と医療、国の医療政策の現状と課題をもとに、

他市の事例も交えての地域医療のありかたに関する話でした。

 

持続可能な社会保障制度の構築に向けて

平成26年には「医療介護総合確保推進法」が施行されましたが、

医療・介護の連携強化や地域における効率的かつ効果的な医療提供体制の確保、

地域包括ケアシステムの構築などに関して、あらためて考える機会を頂きました。

 

「地域まるごとケア~医療の現場から」について講演をされた花戸医師は

2000年に高齢化の進む永源寺地域の診療所に赴任され、

現在は約80人の患者を往診し、

一年に地域で亡くなる人の半数近い25~36人を在宅で看取っておられます。

 

そして月に1回は、多くの職種の関係者らが集まり、

在宅の患者一人一人について様々な情報を交換しているという取り組みが紹介されました。

 

その中で、

「在宅医療は医師1人ではできない。

顔の見える関係をつくり、関係者がつながれば、

独居の認知症の患者さんでも支えることができる」と話されました。

 

寝たきりや認知症でも、また老夫婦、一人暮らしでも、

在宅で生活は可能であり、そのためには、

医師・看護師・薬剤師・リハビリスタッフ・ホームヘルパー・

デイサービススタッフ・ケアマネージャー・行政・家族、ご近所の方々など

多職種連携が重要であるとのこと。

永源寺地区は人口5800人ですが、

既に地域に確立されている地域包括ケアシステムの実状を知る貴重な機会となり、

花戸医師の活動には心が洗われました。