歯の供養
6月4日から10日までの「歯と口の健康週間」にちなみ、
芦屋霊園において営まれた「歯の供養式」に参列いたしました。
以前より霊園の動物塚の横に歯の供養塚があることは知っていましたが、
供養式への参列は始めてです。
「歯の供養」の由来は、
「歯牙は本来肉体の一部であり、たとえ抜去された歯牙であっても、
これを粗末に扱う事は許されない」という思いにより、
昭和28年6月に芦屋市内の安楽寺に歯の供養のための卒塔婆が建てられ、
歯の衛生週間行事として入魂除幕式が行われたことに始まるとのことでした。
ふと、子どものころ、乳歯が抜けた際に、次に生えてくる永久歯に願いを込め、
下の歯は屋根の上に、上の歯は縁の下に放り投げる習慣があったことを思い出しました。
今では住宅事情も変化したため、なかなか難しいことでしょう。
今日は改めて、役目を終えた歯に感謝し、
歯と口の健康は元気の源であることを認識いたしました。
昨夜まで雨が降っていましたが、供養式と同時に青空が広がり、
通り抜ける風が一層清々しく感じられました。