総務常任委員会 「地域活動支援について」
昨日より呉市に移動し、
視察2日目は「地域活動支援」について学びました。
呉市では、まちづくり・ふるさとづくりには、地域の「つながり」や市民の心の「絆」が不可欠である
との考えのもと、地域協働の推進に力を注いでいます。
地域協働の目指す姿は、
昭和40年代以前の、地域コミュニティを中心とした「地域自治」の復活です。
その目標は2つ掲げられており、
1つ目は「コミュニティの自立経営を目指す地域力の向上」であり、
2つ目は「小さな市役所の実現」です。
「小さな市役所の実現」とは、具体的には、
「地域住民が公共的なサービスの担い手として自主的に活動するような地域社会の構築の実現」です。
その実現に向けて、呉市では平成20年に「ゆめづくり地域協働プログラム」を策定し、
まちづくり委員会による「自主的で自立した地域活動」を総合的・体系的にサポートしています。
しかし、地域活動の担い手が高齢化しており、後継者の発掘に関しては苦慮しているとのこと、
芦屋市同様の課題ともいえます。
「地域協働をスタートさせるのなら、それは今。
行政との関わり方も変わってきている。
市民を変えるなら職員が変わらなければならない」
という職員さんの力強いメッセージが印象に残る視察となりました。