議会運営委員会視察2日目 (大分県中津市)

2日目は中津市役所にて「本会議における自由討議の取組について」学ばせていただきました。
<中津市議会改革マニフェスト>
中津市議会では、平成23年に議会基本条例ではなく、実効性を重視した「中津市議会改革マニフェスト」が策定されています。マニフェストは、議会が執行部側と緊張関係を保持し、政策立案、監視など議会に期待される機能を十分に果たすために、開かれた議会、行動する議会、創る議会の3本柱の下、行動計画が示されています。
<自由討議>
また、議会改革マニフェストの積極的な議員間討議の取り組みとして、本会議・委員会における「自由討議」を実施しています。
- テーマは一般質問、代表質問、常任委員会所管事務など何でもOK
- 自由討議の議題は任期中、会派持ち回り
- 全ての議員が発言できるよう補足説明は5分程度、発言は一人1回3分以内
- 議長がコーディネーター役を務める
- 自由討議を通じて、決議案が提案されるケースもある
映像を拝見し、自由討議の具体的なイメージがより明確になりました。議員が自らの考えを直接述べたり、地域住民の声を伝えたりするなど、活発な意見交換が行われ、多角的な視点から政策を検討することが可能になると感じました。また、この自由討議を通じて、議会の議論が市民にとってより身近で分かりやすいものとなり、政策の実効性を高めるとともに、議員一人ひとりの責任感や主体性を向上させる、非常に有効な仕組みであることを学ばせていただきました。