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かやぶき民家(旧小阪家住宅)の視察に参りました。

今日は議員研修会が開かれ、兵庫県立尼崎の森中央緑地に移築された旧小阪家住宅の視察がありました。

 

かやぶき民家(旧小阪家住宅)は江戸時代に庄屋を務めた小阪家が18世紀後期に芦屋市三条町に建てられたと推定され、芦屋市指定文化財に指定されました。しかし、平成7年の阪神・淡路大震災で全壊し解体を余儀なくされ、部材は解体調査の後、芦屋市に寄贈され、湾岸線の下にある倉庫に保管されてきました。その後、平成28年に兵庫県が譲り受け、兵庫県立尼崎の森中央緑地に里山の暮らしが体験できる施設として移築復元されました。六甲山南麓で現存する江戸時代のかやぶき民家はこの建物だけであり、兵庫県下における学術的価値が評価され、兵庫県指定重要有形文化財として指定されています。(かやぶき民家のリーフレットより)

 

かやぶき民家の見学前には、職員さんによる尼崎の森中央緑地に関する説明がありました。

 

この尼崎の森は、昔は海で、明治時代には地引網で魚が採れた場所でしたが、高度経済成長の時代には、火力発電所や多くの工場が立ち並ぶようになり、尼崎は「鉄のまち」と呼ばれるようになりました。その後、産業構造の変化もあり、工場跡地には、森と水と人が共生する環境創造のまちづくりの拠点として「尼崎の森中央緑地」がつくられました。

 

100年かけて、ひとりひとりの参画により「地域が育てる森」をつくり、人々が自然の恵みを享受する「地域を育てる森」とすることが基本理念とのこと。森を作ることにより、多様な生物が暮らし植物多様性の環境が実現することはとても素敵なことです。その中にかやぶき民家が移築されています。今後、かやぶき民家周辺においては、民家周辺ゾーン、収穫ゾーン、炭窯ゾーンに区分された整備が計画されています。

 

この旧小阪家住宅は、芦屋市指定文化財でもあることから、本来、市内に復元されるのが適切であったのかもしれませんが、市費による長期的な維持管理という問題も生じてきます。豊かな森に復元されたことにより、今後、里山体験を通じて文化の保護にも寄与することを期待します。

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