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奥池町・奥池南町合同 防災学習会に参加して

本日は、午後2時より奥池集会所にて開催された、「奥池町・奥池南町合同 防災学習会」に参加してまいりました。

芦屋市北部に位置し、六甲山の中腹、標高約500メートルの高台に位置するこの地域は、豊かな自然に恵まれる一方で、地域特有の防災課題を抱えています。

ちなみに私自身も奥池南町に住んでいたご縁もあり、数年前に地域の方々の切実な声を受けて、災害対策としてヘリポートの設置を議会で提案いたしました。その結果、無事に協定が実現。遊びの広場に離発着ができるようになりました。住民の皆様の想いが形になった、大切な一歩だと感じています。

現在は居住地が浜手地域につき、日頃から地域の皆様とともに津波避難対策を中心に考える機会が多いのですが、芦屋市全体を見渡す時、山手地域における土砂災害リスクの理解は欠かせません。地域ごとの異なる課題を共有し、相互に理解を深めることの重要性を再認識する一日となりました。

学習会の前半一時間は、グループ形式でのクイズが行われました。六甲山の地質と災害の因果関係を問う問題は非常に奥深く、難易度の高いものでしたが、その後の丁寧な解説により、専門的な知識を深く吸収することができました。

後半には、地域防災計画についての詳細な説明があり、最後に極めて重要な三つのポイントが示されました。

  1. 「マサ土」の脆弱性と累積雨量200ミリの境界線
    六甲山の大半を構成する花崗岩は、風化すると「マサ土」と呼ばれる崩れやすい地質に変化します。過去の教訓から、雨量基準は厳格に運用されており、「累積雨量200ミリ」は、この地帯において土砂災害の危険性が極めて高まる重大な目安であることを肝に銘じねばなりません。
  2. 表層崩壊への警戒
    六甲山系は、その地質的・地形的要因から、極めて「表層崩壊」が起こりやすい特性を持っています。特に大雨や地震の際には山体崩壊や土石流の危険が急増します。平成26年8月豪雨の際、風化花崗岩や松枯れ跡地の急斜面で多発した表層崩壊の事例は、私たちに常に警戒を怠らないことの重要性を説いています。
  3. 土石流の前兆現象と日常の視点
    土石流の予兆を察知するため、奥池南町にある「赤池」の水の濁りなど、日頃から身近な環境の変化に目を配ることの大切さが強調されました。

有意義な学びの後は、参加者の皆様とグループごとに「たこ焼き」を作り、親睦の時間を過ごしました。真剣な学習の後に、皆様と笑顔で交流できたことは、地域防災の基盤となる「共助」の精神を養うための素晴らしい機会となりました。

ご準備いただいた皆様、お疲れ様でした。

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