平和の鐘を鳴らしました。

終戦から80年。今日は芦屋市民センターにて、芦屋ユネスコ協会主催の式典と平和のつどいが開催されました。毎年、ユネスコ協会の理事として参加しており、今年も正午のサイレンとともに黙祷を捧げ、平和への祈りと願いを込めて「優愛の鐘」を鳴らしました。直前まで雨に見舞われておりましたが、幸い、正午が近づくにつれて雨雲は去り、日差しが差し込む中での祈りとなりました。
平和のつどいでは、「きり絵画文集 原爆ヒロシマ」をもとにした朗読作品の動画が上映されました。また、芦屋市原爆被害者の会の千葉孝子会長による体験と平和への思いについての講演、甲南高校生による広島市でのフィールドワークの報告がありました。また、最後には、ウクライナから京都市に避難している美術家ユリア・ボンダレンコさんによる講演も盛り込まれるなど、充実した内容でした。
ユネスコ憲章前文には、「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」と記されています。今日の日は、まさに、その言葉の重みを感じ、平和の尊さを噛みしめながら、戦争の惨禍を知り、戦後日本が歩んできた道を静かに省みる一日となりました。 平和は遠くにある理想ではなく、私たち一人ひとりの心に築かれるものであることを、今、改めて認識しています。