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9月議会が閉会しました

長かった9月議会が閉会しました。

すべての議案が可決し、決算審査も認定としました。

今議会はシルバーウィークを挟んでいたためか、とても長く感じられました。

開会した8月31日は、既に記憶のかなたといった感じです。

今回の決算審査では傍聴の立場ではありましたが、

議会最終日には会派「あしや真政会」を代表して賛成討論を致しました。

討論内容は以下の通りです。

あしや真政会を代表して、
第81号議案、平成26年度芦屋市一般会計決算をはじめとした各会計決算について、
賛成の立場で討論をいたします。
平成26年度は、阪神・淡路大震災から20年となる節目の年となり、
1月17日には追悼式典が行われ、震災20周年に関する様々な事業が展開されたことにより、
震災の教訓を次世代につなげ、より災害に強いまちづくりを進める事をあらためて心に誓う年となりました。
また、我が国の経済状況におきましては、景気が緩やかに回復していると判断されるなど、明るい兆しがみられたものの、
個人消費等の落ち込みにより、経済の好循環を確かなものにする、雇用・所得環境の改善と更なる景気の回復は今後に期待されることになりました。
さらに国から地方に向けては「まち・ひと・しごと創生法」が打ち出され、
人口減少に歯止めをかけるなど地方創生に向けての一歩を踏み出す年ともなりました。 

その様な社会情勢の中、市税収入においては、3年連続の増加となりました。

各種財政指標は概ね改善傾向にありますが、依然として公債費負担は大きく、
今後も少子高齢化への対応や公共施設の改修など課題は山積していますので、
安定した財政運営に向けて早期の財政健全化が求められます。
歳入歳出については土地公社の解散に伴う収入や経費の皆減により、
ともに総額は減少し平成26年度の実質的な黒字額は4億7982万円となりました。

財政運営に関しては、問題点はあるものの、たゆまぬ努力のたまものと評価をいたします。

市債残高については、平成13年度の1,119億円から平成26年度末には484億円まで減少しました。
しかしながら、このため基金の取り崩し、市債の繰り上げ償還、借り換え抑制が行われました。
借金を減らしたことは数字の上では理解できますが、
このような返済優先の財政運営方法を続ければ、
その他の分野にしわ寄せが来るのもまた事実であることを指摘いたします。
今後は、この事を忘れることなく、
限られた財源を堅実かつ慎重に運用し、
市民の福祉増進に向けて効率的な財政運営に努めていただきたいということを要望します。
そして、公債費の額がある一定額まで減少すれば、
その運営方法のあり方を転換する時期が来ると思います。
一日でも早くその時期を迎えられるよう、あしや真政会としても行政当局に対しエールを送りたいと思います。
これに加えまして、1点重要な問題について申し上げます。
決算審査でも取り上げられた、職員の傷病欠の実態についてですが、
精神及び行動の障害による1か月以上の休暇取得人数が増加したことは、
深刻に受け止めなければなりません。
近年、地方公務員を取り巻く状況が大きく変わり、地方分権が進展していく中で、
少子高齢化、あるいは市民の皆様の価値観の多様化によって行政需要が変化してきております。
そのため、使命感と向上心を持って困難な課題に対し前向きに取り組む職員、
また、市民や地域とのコミュニケーションを通じて協働する職員、
知識・技術・専門能力を身につけ、施策形成力を発揮してまちづくりを進める職員など、
様々な人材が求められることは認識するところです。
今後、より積極的に心の健康の保持推進に努めて頂きたいと思います。
また、人材育成を支える仕組みづくりの1つとして、
職員自身が活力に満ち、能力開発意欲を高める風土を創ることが、求められています。
すなわち、職場における上司の指示・伝達のみでなく、
部下の報告・連絡を受けての相談など、
様々な場面に対応できる人材が育ちやすい職場風土を形成していくことが重要になるため、
人材育成にも力を入れ、効果的に進めて頂きたいと思います。
そして、最後になりますが、
今後、決算審査を行うにあたり、
当局には、決算数値の係数の正確性はもとより、備考における説明の記載についてもさらに工夫を加え、
より一層精査して頂きますよう重ねて要望いたします。

以上、過日の決算特別委員会での各委員の質疑や監査委員による審査意見書の指摘事項を受け止め、
今後の予算執行に活かして頂くことを付しまして、賛成討論とさせていただきます。

 

本議会が終了となり一区切りつきましたが、

また次の定例会に向けての準備がスタートします。

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