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「立地適正化計画について」 長崎市に学びました。

昨日のうちに長崎市に移動し、徒歩で長崎市役所を訪問。

大村市に引き続き、同様のテーマ「長崎市立地適正化計画について」の説明を受けました。

 

長崎市は坂の多いまちであり、長崎港を囲むように三方向に山があるため、平地が少なく、家々が山に張り付くように建っており、約7割の人々が山の斜面に暮らしているとのこと。これは、平坦地に乏しく、その平坦地の多くが事業所や公共施設で占められており、地価も高いことによるそうで、その結果、社会基盤が未整備な斜面市街地が形成されることになったようです。

 

長崎市では、安心して暮らしやすい場所へと時間をかけて居住を緩やかに誘導していくことにより、都市機能の集積や人口密度の維持を目指しています。

 

なお、抱える課題は、人口転出超過が2年連続日本一となっており、特に若者が近隣市町に流出しているということです。その主要因は高い住宅費で、家賃相場は九州一であり、関西大都市と同程度の高さであるようです。今後は定住促進を目指し、平坦地の容積率アップによる安価な住宅供給を進めていくとのことでした。

 

驚いたのは居住環境改善に向けた取組みとして、吊下型簡易移送機器(リフト)が3箇所も設置されていることです。あまり目にしたことはなく新鮮でしたが、高齢者等のモビリィティの向上に役立っていて、坂道が多い地形ならではの高齢者対策の一つでもあると思いました。

 

さらに興味深かったのは、市民に向けた立地適正化計画についての案内チラシで、市の考えを示した大変わかりやすいものでした。

 

長崎市の現状を知っていただく

このままではこうなってしまう

そうならないために、みんなでやることを確認し、実践したことによる効果を示す

少子高齢化が進んでも暮らしやすいまちづくりにつながる

 

このような流れを、長崎市の形を模したキャラクターを用いながら説明しており、大変参考になりました。

 

長崎市における「立地適正化計画」は、人口減少・少子化・高齢化が進んでも、暮らしやすいまちであり続けるために「みんなでまちを支えるしくみづくり」を示した計画であり、この視察は、実践に向けての複合的な取組みについて学ぶ有意義な機会となりました。

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