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一般質問を行いました

「健康長寿の実現に向けて」

健康である期間を延ばすことはフレイル状態を遠ざけることにもつながり、全国的にもフレイル対策を視野に入れた健康づくりが推進されています。芦屋市でも、広報を活用した発信が行われており、認知度も高まっているのではないでしょうか。しかしながら、「フレイルとはなにか」が認識されることのみにとどまらず、実際にフレイル対策の実践につながることが重要です。

 

たとえば高齢者の方が自身のフレイル度をチェックする。それに対して専門家がアドバイスを提供し、さらには個々に応じた行動変容を促す。そこまで到達して市は初めて、「フレイル予防事業を行っている」といえるのではないでしょうか。

 

行動変容を促す例としては、個人のインセンティブとなるポイント制度を活用することに向けて、あしや健康ポイント事業の対象に通いの場を加えることを提案します。

 

健康寿命の延伸に向けた取り組みを効果的に進めるためには、「疾病予防や重症化予防」の健康づくりに向けての保健事業と、介護予防として、「生活機能の改善事業」を一体的に進めていくことが重要であると考えます。

 

また、健康寿命の延伸に向け、歯科健診の充実を求めました。口腔機能の低下は、フレイルの前段階とも言われ、早い時期に兆候を見つけて適切に口腔ケアを行えば、機能の維持・向上が可能になると言われています。

 

特に歯周病検診には、疾病の発見のみならず、自己管理能力を高めて豊かな高齢期を迎えることにつながると言われており、近隣の尼崎市、西宮市、宝塚市、三田市、伊丹市、川西市、猪名川町では40歳、50歳、60歳、70歳の節目健診を実施しています。

 

しかしながら、芦屋市においての現状は、40歳、50歳のみの実施です。他市に比較してこの健診事業がなかなか前進しないことを指摘し、歯の病気の早期発見・早期治療ができる体制の更なる充実を求めたところ、「まずは就労世代にあたる60歳での実施に向けて検討していく」との答弁がありました。今後も引き続き歯科健診の充実に向けて取り組んでまいります。

 

「バス停留所における上屋やベンチの設置について」

このテーマは特定の地域の課題ではありますが、今後、市内全域においても起こりうる問題ではないかと捉え、今回の一般質問で取り上げました。

 

南宮町西バス停は、乗降者数も多く、以前から、市民の皆様よりバス停留所における上屋やベンチを設置してほしいとの要望の声が届けられています。これらの設置は、通常では顧客サービスの観点からバス運行事業者が行うものですが、市民にとり日常生活の問題でもあるため、芦屋市として何らかの対応をするよう要望しました。

 

芦屋市からは、「この状況を踏まえ、バス事業者が設置・維持管理しやすい環境となるよう、バス事業者と協議していく」との答弁がありました。細かな課題かもしれませんが、市民のささやかな願いを受け止める市政であることを願います。

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