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春日集会所の統廃合計画について

市は公共施設の最適化構想として、人口減少や老朽化を理由に春日集会所と打出教育文化センターとの統廃合計画を示しましたが、その計画に対して、地域住民の方より春日集会所の存続を求める請願が提出されました。

 

その内容は、「春日集会所は、地域住民のコミュニティ活動や防災の避難所として地域に融合し定着した施設であり、行財政改革として統廃合する計画は、地域の実情や歴史を理解したうえでの計画とはいえず、また、住民の生活に大きな影響を与えると考えられる」というもので、審査の後、全員一致で採択すべきものと決しました。

 

春日集会所の敷地は、春日地区の土地区画整理事業において住民の方の減歩により確保されたものです。今回の計画は、そのような過去の経緯を十分に勘案したなかで進められるべきでしたが、実際には市と地域住民との合意形成が十分なされていない段階で示されたのではないかと感じています。

 

また春日集会所は地区防災拠点としても位置づけられているにもかかわらず、打出教育文化センターと統廃合されることがあれば、「避難所がなくなる」という大きな問題が生まれます。今回、防災安全課との協議は進められてきたのでしょうか。少なくとも事前に対応策が示されるべきであったと思います。

 

公共施設の統廃合計画については、市民サービスに直結するため、丁寧な議論を重ねて慎重に進めていくよう注視して参ります。

 

*減歩とは・・新たに土地を開発するにあたって、整理する前の宅地の面積が本来の宅地の面積に比べ減少すること。春日集会所の敷地は、行政の行う土地区画整備事業に際し、地元の方たちの減歩があったという経緯がある。

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