お問い合わせ

いもり谷(奥池南町)の「サギソウ」を観に行きました

昨日、地域の方から「いもり谷のサギソウが開花した」との嬉しいお知らせをいただき、さっそく「いもり谷湿地」を訪れました。

ここは、芦有開発株式会社が所有する森林であり、私たちの暮らしを守る保安林でもあります。その一角にある湿地は、この環境に適応した貴重な動植物の生息地となっています。

管理は芦屋市が行っており、通常は施錠されているためフェンス内に入ることはできません。しかし、自然環境保護を目的に活動されている団体等に鍵の貸与を行っているとのことで、今回、同行させていただきました。

決して広大な湿地帯ではありませんが、清らかな水が流れるそのほとりに、楚々(そそ)とした佇まいで「サギソウ」が咲いていました。「サギソウ」はラン科の植物で、兵庫県のレッドリスト(Bランク)にも指定されている貴重な存在です。白いサギが翼を広げた姿にそっくりな、本当に美しい花を咲かせます。

過去の乱獲により今ではほとんど見られなくなってしまい、群生とまではいきませんが、静かな森の中で健気に開花している姿を見ることができました。この美しい自然が、これからも守られていくことを願うばかりです。

なお、昨年12月の一般質問で取り上げた、氷河期から生き残る「サギスゲ」は、いもり谷の少し先にある「いもり池」に生育しており、6月初旬に見頃を迎えます。この「サギスゲ」は、阪神間ではここでしか見られない極めて貴重なものです。本日は、いもり池を道沿いから眺めました。現在は植物がうっそうと茂っており、来年の開花に向けて十分な日照が確保できるのかが懸念される状況です。

こうした貴重な自然資源を保護するためには、土地所有者の方々のご理解とご協力をいただきながら、継続的な保全活動に取り組むことが欠かせません。 本日はいもり谷の湿地帯の内部にも入らせていただきましたが、限られた狭いエリアであるため、専門家の方に同行して頂かなければ足元の貴重なコケや植物を踏み潰してしまう危険性があることを実感いたしました。大切な自然を守るためにも、現地に立ち入る際のルールや注意点の周知を徹底する必要性があると感じています。

このページのトップに戻る