6月定例会が閉会しました。
6/5〜6/30の26日間にわたり開催された「6月定例会」が閉会しました。議案数は少なかったのですが、市民の皆様からも関心の高かった「市立あしや温泉の廃止条例案」を含め、市長提出のすべての議案は可決しました。

市立あしや温泉の廃止について、少し触れたいと思います。
阪神・淡路大震災から30年が経過し、公衆衛生の向上や増進が図られたこと、また収支赤字の継続や老朽化している空調設備等の大型設備の更新に多額の費用を要することから、「市立あしや温泉」については民間事業者による源泉を活用した事業展開を検討し、2027年3月末で廃止するという条例案が提出されました。
<収支状況について>
新型コロナウイルス感染症の蔓延による利用者の減少に伴い、令和2年度は約1,900万円の支出超過となり、その後も年間約1,500万円(直近5か年)の支出超過となっている。この状態から、利用者の減少や設備の維持、物価高騰等を見据えると、今後もより増加するものと推測される。
<施設の状況について>
竣工から15年以上が経過し、ボイラーや空調機等の大型設備の老朽化が進んでいる。今後の安定した運営のためにも早期の改修が必要であるが、約8,030万円の費用が見込まれる。さらに、施設の長寿命化のため、建設から60年を迎えるまでこの施設を維持するためには、少なくても約4億460万円の費用が見込まれる。
市長は、地域コミュニティ形成の場などとして存続を望む声がある一方で、赤字運営の見直しを求める意見も寄せられていると説明。「限られた財源、人口減少のなかで、将来のことを見据え、大変残念だがこのような決断をした」と述べられていました。
同温泉は長年多くの市民に親しまれてきた貴重な施設ですが、人口減少や建物の老朽化が進む中、将来世代への責任を踏まえた公共施設のあり方の見直しが不可欠であり、限られた財源を福祉や教育、防災といった行政サービスへ優先的に投入するため、行政が運営を続ける妥当性を改めて問い直す必要があると思います。これまで利用者への配慮は十分に行われていたのか課題は残るものの、将来に向けて、温泉資源そのものを失わないよう民間活力の導入など新たな活用策の検討を求め、本議案に賛成しました。 (会派による討論から一部抜粋)

